不妊治療をはじめてから、もう1年半が経とうとしています。
治療をはじめた当初は、重度の排卵障害であるにもかかわらず
治療そのものをとても楽観的に考えていました。
なぜかわたしは、一般不妊治療(タイミング療法・人工授精)で
赤ちゃんを授かれるものだとばかり思い込んでいたのです。
それから実際に治療をはじめて、現実をつきつけられることになります。
一般不妊治療だと妊娠をすることがむずかしいと分かり
あっという間に、高度不妊治療である体外受精・顕微授精をすることに。
上手くいくか分からない治療を、長い間つづけること。
心が押しつぶされそうになることも、ありました。
身体が思うようにいかない辛さも、経験しました。
そしてこの1年半で、約200万円ものお金を治療費に充ててきました。
体外受精、顕微授精をして、実際はどれだけ費用がかかっているの?
今回は、わたしがやってきた体外受精&顕微授精において
採卵周期のみでかかった費用を、書いていきたいと思います。
・体外受精&顕微授精1回目(採卵から移植まで)でかかった費用
・2回目の体外受精&顕微授精(移植)にかかった費用
・3回目の体外受精&顕微授精(移植)にかかった費用
不妊治療*2回目の体外受精&顕微授精(採卵)に、かかった費用
※体外受精&顕微授精(採卵)でかかったお金(2回目)
採卵周期合計(2回目):430,462円
■10/10:1,810円
超音波検査
■10/17:63,396円
超音波検査・血液検査・HMGフェリング75&150
■10/24:32,292円
超音波検査・血液検査・HMGフェリング75&150
■10/27:23,976円
超音波検査・血液検査・HMGフェリング75&150
■10/29:15,228円
超音波検査・血液検査・HMGフェリング150
■10/31:293,760円
IVF/体外・顕微受精(採卵)
※止血剤セット・タリビット・ポンタール・ボルタレン含
管理人のステータス
・31歳(移植時の年齢)
・AMH(卵巣の中に残っている卵子の数を反映する指数):4.87
・排卵障害からホルモン補充が必要(投薬が増えると高額になる)
1回目の採卵では、ありがたいことに胚盤胞が6つできたことから
2、3回目の移植時は採卵はなく、移植だけを行う周期となりました。
そのため移植のみでかかった費用は、25万円ほどの金額でした。
今回は採卵からやり直しとなり、採卵手術をするだけで
43万円を超える出費となっています。
術後は1周期ピルを飲み、休んでから移植(25万円程度)を行うため
すべてあわせれば、70万円超えは必須。
びっくりするほど高額であることが分かります。
また、高度不妊治療は、患者さんによって費用が大きく変わります。
採卵~移植までの一通りの流れで、大体50万円~80万円程。
この金額の違いは、診察の回数、注射の種類等により変わってきます。
(病院によっても、金額の幅があります)
わが家の場合、東京都の助成金を受けることができたため
採卵~移植までの1クールで、25万円の助成を受けることができます。
※助成金を受けるためには所得制限がありますので、ご注意ください
2回目の採卵周期が無事に終わり、とりあえずひと段落した先月。
わたしにとっては、これからがより大切な周期となります。
凍結された胚が無事に着床し、妊娠継続できるのかどうか。
いつもいつも、不安がつきまとっています。
不妊治療は、時間もお金も体力もすべてを出し切ってやるもの。
辛いことはたくさんあります。
でもその先には、いつか授かれるときがきっと来る。
そんな希望もあるんです。
わたしにできることは、凍結されている卵の生命力を信るのみ。
あとはつぎの移植周期に向けて、万全の体調で臨みたいと思います。
不妊かもしれない。と悩んでいる方。
一般不妊治療をしていて、ステップアップを考えている方。
ご家族や知り合いで、悩んでいるという方。
すこしでもみなさんの参考になれば、大変うれしく思います。