子どもを保育園に預けられなくて、働けない
働いていなければ、子どもを保育園に預けられない
これは、2人のお子さんを育てられている
わたしの職場のパートさんが言っていたことです。
わたしが不妊治療と仕事の両立で悩んでいたとき
できるだけ協力するから、仕事はつづけた方が良いですよ。
そう言って、ずっと支えてきてくれました。
共働きがしづらい環境は改善されない。働くことを望み、選択をした女性がつぎにぶつかる壁を、夫婦で乗り越えてほしい。
共働きがしづらい環境は改善されない
大手企業であれば、ある程度は制度が整っているので
女性が産休、育休、時短をとっても、復帰できる場所があるでしょう。
ただし、大企業に身を置けるのは1%以下。
経済産業省の中小企業庁によると、日本の企業は
412万社中99.7%が中小企業(零細企業含む)に位置付けられます。
わたしが勤める職場も、上場は目指しているものの中小企業の位置づけ。
もちろん管理部では育休を取った実績もなく
わたしの治療がうまくいけば、育休制度の第一号となる可能性もあります。
実績がないから、万が一のときは会社に残れないかもしれない。
それでも、精一杯できることをやった。
そう思えるまでは、全力で仕事にのぞみたいと思います。
こうして働くことを望み、選択をした女性がつぎにぶつかる壁。
子育て、家事、仕事の両立、教育費というお金の問題
これらを解決しない限りは、たとえ子どもを授かれて復帰したとしても
仕事をつづけることはむずかしくなるでしょう。
片方が仕事でめいっぱい疲弊して
片方は家事や育児を一手に引き受けて追い詰められる
この分業はリスクが高いと思いませんか?
わたしは、”女性だけがこなさないといけない”とは一切思いません。
パートナーである”夫と一緒に50/50でこなすこと”が必要だと思います。
子どもが手を離れるころには、教育費のために夫婦共働きが必須
だけどそのころには40代になって、一度仕事から離れると戻れない気がした
いまその時を経験されている方から聞くと、より真実味が増します。
不妊治療をする=子どもを授かれる可能性がある
この事実から目をそらさないためにも
わたしたち夫婦はおたがいの気持ちを、これからも共有していきたいと思います。